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西安電子科技大学

現地調査日:2007/03/29


6.コメント

以下、07/03/29執筆
●電子系学部を中心とした大学。いわゆる総合大学ではない。

●語言生は22人に対して3クラスを開設しており、1クラス平均約7人という少人数クラスを実現させている。自然と口を開く機会が増えるだろう。

●22人と留学生部の規模も小さいので、教員・スタッフとの関係も密接なものとなる。

●この大学の最大の特徴は、欧米人が好むカリキュラム攻勢になっていることだ。欧米人は概して教室内での文法を中心とした授業よりも実戦向きのものを好む傾向がある。ここでは22人の留学生のうち、アメリカ人が15人を占めており、彼らの意向がある程度反映されたカリキュラムになっている。

●具体的には1日の授業が3コマしかなく、学校以外での活動に時間を割きやすくなっている。定期試験も期末試験のみ、太極拳などの選択科目も一切ない。

●授業内容では文法系の授業が圧倒的に少ない。通常の大学では1週間20コマのうち、8〜10コマを文法系に当てるが、ここでは3割前後で、初級班にいたっては文法の授業が一切ない。そのかわり、発音の授業が1週間15コマのうち6コマもある。会話など実戦向きの内容に重点を置いており、HSK対策なども一切行っていない。

●上述の通り、会話系と学外での実戦練習に向いたカリキュラム構成となっている。このため、文法をキッチリ押さえ、HSKで高得点を獲得したいという留学希望者には、まったくおすすめできない。このことは、留学生部の責任者自身が認めている。

●逆に、少々ブロークンでも生活に困らない程度の中国語力が身に付けばよい、むしろ多くの時間を現地での実生活体験や現地の人々との交流、観光等に当てたいという留学希望者、特に定年退職後の留学を考えている年輩層には検討の価値がある。

●少々間違っていても意思疎通ができる中国語、勉強だけではなく現地での生活体験、それを実現させるためにここまで割り切ったカリキュラムは皆無に等しい。その意味で貴重な存在と言える。

●繰り返しになるが、HSK高得点を目指して留学する場所ではない。それとは対極にあるものを目指す場所である。


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